ザ・メンタリスト シーズン5 第5話より:

shake loose
(何かを)出す、得る、答えを引き出す


ジェーンが初めてCBIにやってきたのは
レッドジョン事件の遺族として、捜査資料を見に来た時であった。

当時のCBIはリズボンがチームのボスになったばかりで
統率が取り切れておらず、担当事件の捜査もはかどらない。

その様子をビジターとして見ていたジェーンは
レッドジョンの捜査に自分がチームに加われる可能性を感じ、
さりげなく自らのプロファイリング能力をアピールする。

すると彼の思惑通り、捜査に行き詰ったリズボンが
ジェーンに一時的に助けを求めて来る。

That’s it?
報告はそれだけ?(リズボン)

Well, it’s a hard case, boss.
ええまあ、難しい事件なもんで。(リグズビー)

Let’s start from the top.
もう一回初めから調べ直そう。(リズボン)

(中略)

Maybe something will shake loose.
今度は何か手がかりが出るかも。(リズボン)

Will do.
了解。(リグズビー)

First batch of Red John. Where do you want them?
レッドジョン資料の第一便。 どこに置きます?(CBI職員)

(待ちかねていたジェーンが早速資料を読み始める)

Eager beaver, huh?
熱心だねえ。(CBI職員)

Mr.Jane, before you get into that, I wanted to ask a favor.
ジェーンさん、資料を読む前に、一つお願いが。(リズボン)

I need your help.
あなたの助けを借りたいんです。(リズボン)


shake loose は直訳すると「揺すってゆるめる・ほどく」、そこから
まるで果実の木を揺すって実を得るように「(情報、手がかりなどを)得る、引き出す」。

ただ待っていては何もないけれど、
相手や対象物を揺すって(あれこれ手を尽くして)「(何かを)出す、得る、答えを引き出す」
もしくは単純に「振ってゆるめる・落とす」=「振り落とす」といった意味になります。
ここでは通り一遍に調べた関係者を、もう一度丁寧に調べ直したら(木を揺すったら)
見落としていた手がかりが見つかる(果実を得る)かもしれない、という感じです。

eager beaver は直訳すると「熱心なビーバー」、
それが転じて「仕事熱心、頑張り屋」。

どうも英語圏ではビーバーは働き者、というイメージがあるようで
beaver away「せっせと働く」というフレーズもあります。

ビーバーといえば日本ではジャスティン(スペル違いますが)、もしくはエアコン。

あれはただキャラクターが可愛いビーバーだから
ビーバーエアコンかと思っていましたが
実は“よく働くエアコン”という意味かもしれませんね。


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